ボードゲーム将軍のお座敷遊戯ブログ

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ボードゲーム『ノイシュヴァンシュタイン城』を初プレイした~感想編~

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ノイシュヴァンシュタイン城をたくさん遊ぶ会に参加してきました

一日かけてひたすらこちらのゲームを遊ぶ会、に参加させていただきました。

ノイシュヴァンシュタイン城 完全日本語版

ノイシュヴァンシュタイン城 完全日本語版

僕は初プレイだったのですが、周りの友人の所持率がかなり高い人気のゲームでして、BGG評価も高いだけあり非常に面白かったので、その面白いポイントと終わった後に考えた戦略について考察してみようと思います。

ちなみに、拡張の予約も先日始まったようです。

ノイシュヴァンシュタイン城拡張 シークレット 完全日本語版

ノイシュヴァンシュタイン城拡張 シークレット 完全日本語版

順位を付けたのですが、自分は16人中14位という、なかなかアレな成績でした。

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みんなでわいわい

ゲーム内容

ざっくりとしたゲームの流れ
  • 親が部屋の種類が書いてある部屋カードを複数枚めくり、対応する部屋タイルを表にする
  • 親が決まった金額の枠に当てはめる形で値段をそれぞれの部屋タイルにつけていく
  • 左隣から時計回り順に部屋タイルや廊下を購入、お金は親に支払い部屋タイルを自分の城につなげる
  • 最後も同じく手番を終えたらラウンド終了。親が左回りに移動

カードが底を尽きたらゲーム終了、勝利得点が多い人が勝ち

勝利得点の稼ぎ方

  • 部屋タイルの配置点
  • 部屋ごとに決まっている勝利点を置くだけでもらえる。広い部屋の方が点数が高い傾向?

  • 隣接ボーナス
  • 特定の種類の部屋と隣接して置くと点数が貰える。どの部屋かは各タイルにより決まる
    「にぎやかな部屋」についてはマイナス点になることがある

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    黄色い部屋は赤と隣接するとボーナスが入るのでつなげてみたり。

  • 完成ボーナス
  • 「にぎやかな部屋」「リビングルーム」の出入り口が全部閉じたときにもらえる。 それぞれ「5点」と「もう一度置いたものとみなした、自身のタイルの分の点」

  • 地下室の配置得点
  • 特定の部屋の置かれている数に応じ得点がもらえる

  • 王の歓心
  • ゲーム開始時に王の歓心タイルをランダムに4つ設置。その条件を満たした順位によって勝利点

  • ボーナスカー
  • 開始時に2枚数、ゲーム中に引くことができるボーナスカードに書いてある条件を満たした分だけ勝利点

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    初戦でのボーナスカード、割と何をすればいいかが分かりやすいやつを引きました

    他プレイヤーには非公開情報なので、プレイヤーごとに欲しいタイルが何か、個性と読み合いか発生する

  • 終了時の所持金10,000マルクごとに1点

こんな感じで、得点を取得する方法は何通りもありますので、ベストな選択は歓心タイルや手持ちのボーナスカード、相手の狙いによって変わってくると言えます。

遊んだ感想、面白いポイント

箱庭系の「俺の城を建てる」感が楽しい

目的が「いいお城を建てる」と分かりやすく、どんな形状にするか性格が出るのが面白いところです。勝ち負けうんぬんは置いといたにしても、綺麗にできたら嬉しいですし、妙に同じ部屋や廊下が多かったりと変な部屋を作ってみたりすると笑いが起きたりします。

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…隠れミッ○ー?

値付けや購入タイルのジレンマ感が楽しい

一番重要な意思決定はタイルの値付けと購入になりますが、特に値付けについては需要を見極めなくてはならず、どれを高額にするか、設定するのがとても悩ましいです。その分、高く売れたときの嬉しさもひとしおです。

どの部屋が欲しいかの正体隠匿感が楽しい

個人に開始時に配られるボーナスカードは得点源として重要ですので、各プレイヤーが欲しいタイルがどれかに直結します。露骨に同じタイルばかり集めていると「ボーナスカードこれじゃね?」と疑惑をかけられたりするのも楽しいですね。

まとめ:ライト層にもゲーマーにも受け入れられる傑作

このゲーム、凄くよくできていると思います。テーマや目指すところが分かりやすいため、初プレイでも何をしたらいいのか分からない、という事態には陥りにくいですし、単純に箱庭ゲームとして点数が取れなくても満足感を得られます。それに値付けのジレンマ要素がいいバランスで混じっているので思考する要素も大きく、ゲーマーでも飽きないデザインになっていると思います。

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僕が初めて建てたお城。だいたいどこへ行っても庭ですが思い入れがあります

強いて言うなら、自分だけが欲しいタイルがたくさん出ればそれだけ勝率が上がるので、運によって振れる要素が意外と大きいところでしょうか。そこはある程度戦略でカバーできるところですので、次回はそこについて考察したところを書いていきたいと思います。