戦略の考察
基本方針案
ボードゲームにはえてして勝つための基本方針というものがありまして、それをベースにゲームごとにアレンジを加えていくこと前提で戦略を考察してみます。おおまかな流れとしては以下の通り
序盤~中盤(親番が1~2周くらい)
- 連続手番を取れるダイニング(黄)を主に、完成ボーナスをもらえるようにひとつ出入り口をふさがずに配置
- 親手番での値付け方針を立てるために、相手が欲しいタイルの大まかな見極め
- 資金の確保、庭も完成させる
- できればボーナスカードを早めに確保する
中盤~終盤(親手番2周目以降くらい)
- 得点が高いにぎやかな部屋の配置、リビングルームを完成させる
- 序盤に配置したダイニングや寝室、地下室x2を完成させ、ボーナスによりタイルの確保と場のコントロールをする
要は拡大再生産チックに、序盤は資金や有利に進められる部屋を取りましょう、得点源になるタイルは後半で十分です、という感じです。
購入以上に値付けが大事
このゲーム、子でどのタイルを購入するかの選択も大事ですが、それ以上に親番のタイル値付けの選択が要かと思います。資金はそのまま力になります。子に限界まで高い価格でタイルを買わせ資金を確保することが、後半で勝利点を伸ばすために必要になってくるでしょう。そのためには、相手が何が欲しいのか、需要が高いタイルは何かを見極める必要がありますが、どういう場面でもこのタイルは強い、というのはある程度傾向があるかと思いますので、それをもとに基本的な方針を考えます。
狙うは寝室完成⇒ダイニング完成からの連続手番
とにかく連続手番が取れるのは強力で、資金がそろった段階で閉じて一気に欲しいタイルを買って得点を伸ばせるでしょう。ダイニングは序盤に優先的に買い、できれば2部屋をいつでも完成できる状態に(出入り口がひとつある)しておくと運用しやすいと思います。もちろん地下室(完成ボーナスが選べる)で代用してもいいです。
そのダイニングを完成させる直前に、寝室の完成ボーナス(好きな大きさの部屋タイルから選んで次ラウンドに配置できる)を置くことで、自分が最も欲しいタイルを手に入れられる可能性が高くなります。一気に2枚とも手に入れられたら理想です。タイミングとしては2通りあって、それぞれメリットとデメリットがあります。
- 自分に親が来る2ラウンド前
- 自分の親が来る1ラウンド前
次のラウンドで購入するタイミングが1番手なので、寝室で仕込んだタイルを横取りされることがなくなります。デメリットは仕込んだタイルは警戒されやすいので、親に高い金額を付けられると大金を親に渡してしまう事になります。
仕込んだタイルを自分で値付けすることになるので、その場のコントロールがしやすいです。購入するのが最後になるので、特に欲しいタイルの需要が高い場合は、高値をつけることで買われる可能性を下げることができますし、買われても大金を貰うことができます。自分で買うことになった場合は払ったお金は銀行に流れるので他プレイヤーの資金力を増やす心配はないこともメリットです。
この方法をやる意図としては、もちろん『自分で欲しいタイルを確実に手に入れる』ことにあります。なかなか引き運に左右される場面をプレイしていて感じていたので、なるだけ運命力に頼らないでいけると勝率が上がるかと思います。
序盤でのタイル優先順位考察
最後にまとめとして、以上の作戦を中盤以降に実現するための、タイル購入及び高額値付け、完成させるの優先順位は下記のような感じかなと思います。
序盤
ダイニング(黄)>庭(緑)> 寝室(青) >家事室(橙)>階段、地下部屋(黒)>廊下(白)>リビング(紫)>にぎやかな部屋(赤)
中盤~終盤
リビング(紫)>にぎやかな部屋>地下部屋(黒)>寝室>ダイニング>家事室>廊下(白)>庭(緑)
もちろん、これをベースにボーナスカードや王の歓心によって左右するところが大きいのかなという感じです。
以上、これで勝つる?