「多感な時期の子どもたちに人狼なんて物騒な遊びをやらせるなんて、将来詐欺師になったらどうするんですか!?」
的なクレームがあったことを小耳に挟んで、
- これなら親御さんも安心
- 子供たちも楽しい
と思ってもらえそうな人狼を考えてみました。
◆役職
スーパーヒーロー
あなたは正義のスーパーヒーローです。毎晩、悪いやつを退治しています。
しかし、その正体を見破られては、ヒーロー活動ができなくなってしまいます。
周りのみんなに自分の正体がバレないように気を付けましょう。
人数:ひとりか数人
(オリジナル役職は人狼)
探偵
あなたは探偵で、スーパーヒーローの正体を知りたがっています。
夜になると、誰かひとりが悪者退治をしていたかどうかが分かります。
人数:ひとり
(オリジナルは占い師)
うそつき博士
あなたはスーパーヒーローをサポートする博士です。
誰がスーパーヒーローかを知っています。
ですが、嘘をつくのが大好きです。
スーパーヒーローの正体が見破られないように、上手に嘘をつきましょう。
人数:ひとり
(オリジナルは狂信者)
市民
みなさんで、いつも平和を守ってくれるスーパーヒーローにお礼を言いましょう。
どうやら、今集まっている人たちの誰かのようです!
人数:残りのみんな
◆基本ルール
昼の議論の開始時、誰かから順番に「誰がスーパーヒーローだと思います。」と発表していく。
↓
それをとっかかりに、議論をする。GMがある程度仕切ってもいい。
↓
投票で誰がスーパーヒーローかを多数決で決める。
↓
多数集まった人は、自分の正体により下記のどちらか本当のことをみんなに伝える。
A.「私はスーパーヒーローではありません!」
⇒夜のターンへ、その人は脱落しない
B.「私はスーパーヒーローです!」
⇒ゲーム終了。ありがとうスーパーヒーロー!
↓
夜のターン、探偵の処理のみ行う。
↓
昼の議論に戻る。
規定回数(3回がいいところかな)、夜が来たらスーパーヒーロー、博士の勝ち。
◆狙いとか意図
- 人狼がスーパーヒーローの設定なのは?
悪者扱いされる人をなくすため。処刑、襲撃といった物騒さをなくすため。(親御さんも安心。)商標登録されてるような、人気のキャラクターにしても楽しいかと。
- 夜ターンに襲撃はないの?
設定上それを抜きにした方が都合がいいのと、勝利条件を何回吊り回避できるか、にした方がシンプルでよい。
- そもそもなんで子供に人狼やらすねん
ゲームを通したコミュニケーションツールとして、話し合いの仕方を学んでもらうため。よって、GMは大人がやるのを基本想定してる。時には議論中口を突っ込むことをしてもよい。
また、大人がやっているGMが悪者という設定で、毎晩誰かにボコボコにされている(=ヒーローがこの中にいること)ということにしてもよい。
- 設定やゲームバランスに無理くり感がない?投票のルールは?
細かいことを気にするとハゲます。
以上です。小学校の先生方、テストプレイされたらレポートお願いします。
人狼ゲームで学ぶコミュニケーションの心理学?嘘と説得、コミュニケーショントレーニング
- 作者: 丹野宏昭,児玉健
- 出版社/メーカー: 新曜社
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