- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2017/10/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
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Hobby Japanから10月に発売されたゲームの「Otys」
海面水位が上昇した世界で生き残るためにあれこれする、というなかなか興味深いテーマと綺麗なビジュアルに目を引かれて購入してみたので、実プレイした感想を元に軽くご紹介します。
ゲームの流れ
手番を時計回りに進めていきます。ステップが3つに分かれており
- 後援者の能力を使う
- ダイバーの能力を使う
- ダイバーやトークンの位置を動かす
基本することはこれだけです。それぞれの能力でできることは主に、リソースの獲得や能力の強化といったところで、拡大再生産をしながらいいタイミングでリソースを消費し「契約の履行」をすることが主な勝利点の取得方法となります。
システムのポイントとしては、1手番にできるアクションは1~5の「レベル」からひとつを選び、2回の能力行使はそこに対応しているものしかできないため、好き放題やりたいことをできる訳ではない、というなかなかじれったい仕組みになっているところです。また、1度使用したレベルは対応するトークンを取り戻すまで実行できないので、連続して行うことが(バッテリーというリソースを消費しないことには)できない、となります。
自分で作ったサマリを公開していますので、詳細はこちらをご覧いただければと思います。
※あくまで補助用として、内容の不備などあってもこちらでは責任がもてませんので、了承のうえでご利用ください。
プレイした感想/レビュー
正直、ルールブックを見た時点ではどういう点に楽しさがあるのか読めないところがあったのですが、実際プレイしてみるとかなり面白かったです。
序盤は特に「同じ行動は何度も取れない」というところがいいデザインになっています。手っ取り早く契約を履行するためには「ひとつの箇所に資源を貯める」のが有効ですが、それをするためには一工夫必要になります。勝利点を稼ぐために何が最短ルートか?考えるのが楽しいですね。
どのダイバーを強化するか?バッテリーをいつ消費するか?など考える要素、取れる戦略はシンプルなルールにしては思いのほか幅が広く、再プレイ欲はなかなかのものです。
初プレイでは僕以外3人が女性だったのですが、Xトークンを使われる(効果を発揮するタイルがずれて予定が狂う)たびに叫び声が聞こえるのは面白かったです(笑)。この「他プレイヤーへの干渉要素」を計算して行動を選択できると、プレイに深みが出てくるかと思います。
プレイ時間は60分ほどでした。そこまでルールが複雑でもないので、中級以上のラインナップとして買う分にはなかなかおススメです。