将軍のお座敷遊戯ブログ

人狼の戦術論、ボードゲームのレビューやプレイ記、その他趣味のことや下らないことまで思いつくままに書いていくブログです。 Twitter アカウント: @ino_1ban

【ボドゲ紹介】パンデミック:クトゥルフの呼び声 ~超定番ボードゲームの狂気に満ちたアレンジ作~


今回紹介するのは、こちらの「パンデミッククトゥルフの呼び声」です。 協力型ゲームの超定番であるパンデミックが、TRPGで沸々と流行っているクトゥルフ神話とコラボということで、共に好きなわたしとしては強くお勧めしたい作品です。

世界観

邪教の信徒たちが、クトゥルフを覚醒させようとしています。
あなたたち探索者はそれを防ぐために、4つのゲートを封印しなければなりません。
さもなくば、人類は邪教の信徒やショゴスに蹂躙されてしまうことでしょう。

ゲームの流れ
準備

各プレイヤーはそれぞれ担う探索者を決め、

  • 探索者カード
  • プレイヤーカード
  • 正気度トーク

を受け取ります。

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召喚カードをめくり、邪教の信徒(=感染コマ)とショゴスを初期配置とします。 それぞれの必要なカードを並べると、盤面はこんな感じになります。
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ルール

大まかな流れとしては下記の3つの処理を繰り返していきます。オリジナルのパンデミックを大いに踏襲していますね。

1.行動
  • 各探索者(=プレイヤー)は1手番で4回行動することができる。
    • 隣のマスへ移動する
    • 今いるマスの邪教の信徒をひとり撃退する
    • てがかりカードを消費し、バス停から対応するマスへ移動する
    • ゲートを使い移動する
    • ショゴスを一匹撃退する(3行動消費)
2.カードを引く

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  • 行動が終了したら、プレイヤーカードを2枚引く
  • もし邪悪の胎動カードを引いたら、その処理をする(エピデミック!)
3.召喚

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  • 一定の召喚カードをドローし、教団員を対応するマスへ配置する
  • ショゴスが描かれているカードを引いた場合、ショゴスをゲートに向かって移動させる
勝利条件

対応する5枚の手がかりカードを捨てることで、ゲートを封印することができる。 4つ全てのゲートを閉じれば探索者の勝利。

敗北条件
  • 最後のオールド・ワンのクトゥルフが覚醒
  • 邪教の信徒やショゴスのコマが足りない
  • プレイヤーカードが尽きて引けない
  • 全てのプレイヤーが狂気状態になる

つまり、カードを集めながら各地の邪教の信徒を退治し、邪神が覚醒する前に全てのゲートを閉じることができれば、探索者たちは人類を救うことができるのです。

ゲームのポイント

オリジナルとは違う点を中心に、ゲームの光るところを紹介します。

邪悪の胎動

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いわゆるエピデミックです。
捨て札にある召喚カードをシャッフルし、現在の山札の上に置きます。
こうすることで、一度邪教の信徒が現れたマスにもう一度現れることになるため、集まる濃度が高くなります。
この起きた直後が辛いシステムはオリジナルとまったく一緒ですね。

ショゴス

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邪悪の胎動が起こるたびに、ショゴスが必ず一匹ランダムの場所に現れます。
彼らのもたらす被害はいろいろとあり…

  • 探索者と同じマスに入ると、正気度ロール
  • 撃退もできるが、3行動分必要
  • ショゴスのマークがある召喚カードを引くたびゲートに向かって歩いていき、たどり着くとオールド・ワンが覚醒する

恐ろしいですね。

正気度ロール

ショゴスと同じマスに行く、邪悪の胎動カードを引くなどすると、正気度ロールをしなければなりません。SAN値が減る、ってやつですね!
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こちらのダイスをふり、出目によって正気度が減っていきます。ゼロにカードを裏返すことで発狂状態となります。
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発狂状態では、行動回数が1回減る、特殊能力に制限がかかる、といった制限が探索者に課されます。
本人がゲートを閉じることができれば、正気を取り戻すことができます。

ゲート

ゲートから好きなゲートに移動できますが、正気度ロールをしないといけません。
同じ色の手がかりカードを5枚捨てることでゲートを封印(=薬の開発)ができます。
そうすると、同じ地域にいる邪教の信徒が1マス1体ずつ除去されます。

オールド・ワンの覚醒

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邪悪の胎動を引く、ショゴスがゲートから逃げる、同じマスに4体目の邪教の信徒が置かれる、などで左から順番にオールド・ワン(神話生物、要はすごく恐ろしい怪物たち)カードがめくられていきます。配置は毎回ランダムで、めくるたびにそれぞれが固有荷物厄介な効果を発動します。単発のものもあれば、永続的に働く効果など様々です。

クトゥルフ様は最後の一枚で、お目見えした瞬間敗北となります。いあ!いあ!くとぅるふふたぐん!

遺物カード

プレイヤーカードの中に混じっているものを引く、ショゴスを倒すなどで遺物カードを手札に持つことができます。様々な効果を手番消費無しでいつでも使うことができるためとても強力なのですが、使うたびに正気度ロールを行わないといけません。クトゥルフ神話をご存知の方ならお馴染みなものばかりなので、きっとニヤリとできます。

プレイ感とレビュー

オリジナルのパンデミックは難易度が高く、初プレイ(でなくても…)では苦戦する事が必至なのですが、今作においては主に地域カードが4種類しかないという点から比較的難易度が下がっている上に、運要素がいい塩梅なので、ガチにというよりはパーティー寄りに楽しみたい方には向いています。逆にいうとダイス目が悪すぎるとそれだけで敗北、ともなりかねませんのでその状況も笑って楽しめるようなメンツの方が良いでしょう。

あとは言わずもがな、クトゥルフの世界観をがっつりと採用されているので、そちらのファンはテンションが上がることでしょう。メジャーどころの神話生物を結構押さえられていますしね。とは言え、システム面がしっかりできているので知らなくてもまったく問題なく楽しむことができます。

協力ゲーの代表格であるパンデミックを手軽に楽しみたい、という方にはうってつけかと思われます。オススメです。

個人的キャラランク

最後に、めっちゃ主観ですがおまけとして各役職者のランクをのせておきます。 始めはこれを参考に役職者を作為で選ぶことにより、難易度を下げることができると思いますので、参考にしてみてください。

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