将軍のお座敷遊戯ブログ

人狼の戦術論、ボードゲームのレビューやプレイ記、その他趣味のことや下らないことまで思いつくままに書いていくブログです。 Twitter アカウント: @ino_1ban

【ボドゲ紹介】CHINA ~中国の覇権は僅差で勝ち取るアル!~

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今回紹介するのはこちらの「China」です。
ゲームマーケット2016秋でなんとなくふらっと見ていたところ、たまたま見つけることができたので即購入を決めました。日本ではあまり流通していないはずなので、一番の掘り出し物だったと思っています。


王と枢機卿のリメイク、と聞けば期待できる、という方もいるのではないでしょうか。

ルール・ゲームの流れ

準備とゲームの流れ

  • 各プレイヤーは色ごとの家駒と公使駒を持つ
  • ボードの国に対応した色のカードを3枚ずつ持つ。手札として自分だけが見られる
  • 手番順にカードを切る⇒家や公使を置く
  • 手札が3枚になるようにカードを引いたら手番終了
  • 手番は駒を置く代わりにカードを交換しても良い
山札が2回尽きた時点でスタートプレイヤーの右隣の人の手番が終わり次第ゲーム終了。
置いた駒をもとに勝利得点を計算、一番獲得した人の勝利。

カードを引くルール

  • 手番の終わりに、手札が3枚になるまで補充する
  • オープンになっている4枚のうち(選べる)か、山札を上から(ランダム)引くかする。組み合わせOK
  • 3枚まで補充が終わったら、山札から4枚のカードを補充する
つまり、オープン情報になってしまうが欲しいカードを確実に手に入れるか、欲しいカードを引けることにワンチャンかける、またどれを手にしたかをオープンにしたくない場合は山札から引くことになります。

駒を置くルール

手番での行動自体はシンプルなのですが、家駒を置くルールが直感的に理解しづらく、最初は戸惑うかもしれません。

  • 置くときは、国と同じ色のカードを手札から捨てる
  • 同じ色のカードを2枚捨てれば、それはどの色としても扱える
  • 1手番で置ける駒は最大2つ
  • ただし、置く対象となる国は1手番にひとつだけ
家駒を置くルール
  • 家のマークがあるマスに、駒の色に関わらずひとつだけ置ける
  • さらに、置く対象となる国に駒がひとつも置いてない場合はそこにはひとつしか置けない
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緑と橙、2つの国に同時に置くことはできません

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橙にはまだひとつも家がないので、2つ同時に置くならば緑、となります

公使駒を置くルール

  • 各国にひとつある竜のマークの上に置く
  • 各国に置ける最大数は、その国に最も数が多い同じ色の家駒に等しい
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この例だと、最大数置いてある同じ色の駒が1なので、1つしか置くことができません。同じ色の家駒が増えれば、もっと置けるようになります。

大量得点のチャンス、砦駒の存在

バリアントルールとしてCHINAにて追加された「砦駒」が存在します。ひとりひとつしか持っていないので、使いどころは慎重になるべきですが、上手く大量得点を狙いたいところです。

  • 置き方は家駒と同じ
  • 砦駒の上に家駒を重ねて置ける
  • 得点(後述)の際に、その家が関わる点数は倍になる

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黒い平面の駒が砦駒(砦に見えない)です。この例だと、Chinの国で3x2の6点、道の4x2で8点を得ることができます。

得点計算の方法
国ごとの家の数による得点
  • 各国に最も多く置いている人が、その国の全ての家の数だけ得点する
  • 2番目に多く家を置いている人が、1番多く置いている人の家駒の数だけ得点する
  • 3番目に多く家を置いている人が、2番目に多く置いている人の家駒の数だけ得点する
  • 以下同様に順位に応じて得点していく
  • 同数の場合は共にその順位とする
繋がっている家の数による得点
  • 自分の家がひとつの道で4つ以上繋がっているとき、その数だけ得点する
公使の同盟による得点
  • 自分の行使を置いている数が最も多い国同士が隣接している場合、その2国の公使駒の数の合計数だけ得点する
  • 同数の場合は同着1位、共に得点できるとする

戦略の話

基本的な考え
できるだけパイオニアにはならない

自分の手番でどこに駒を配置するか、はシンプルに「その一手で何点の行動になるか?」で考えていけばいいかと思います。国でトップの家駒数を取ることを狙うとすれば基本的には2つ置いた方がお得、と考えて差支えないと思いますので、何も置かれていない国に家駒を置くことはできるだけ避けた方が良いでしょう。

とは言え、たくさん置けばいいってわけでもない

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例えばこちらの例で自分が赤の場合、残りのひとつのマスに自分の家駒を置くことは、周りの状況にもよりますが基本的にはやめた方がいいです。なぜならば置くことで5点が得られることは確定しますが、他のプレイヤーが置いても5点を得られることには変わらないためです。その分の手番を他のことに回し、ここに置くかの判断は先送りにしてもいいでしょう。一番いいのは、他のプレイヤーが1点目当てで置いてくれる事です(よほどのことがないとやらないかもしれませんが)。相手の力を借り、自分何もせずに5点が確定します。まさに漁夫の利ゲット

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またこのように国が完成したとき、もっとも得をしているのはトップの赤です。家は3つしか置いていないのに他プレイヤーが置いてくれてるおかげで6点を取得できます。このように2位以下との数の差をできるだけ小さく、ギリギリの僅差で勝つのが最も美味しい得点方法です。

道は積極的に狙っていこう

得点に絡むのが自分だけ、という点で道の得点源は重要です。これを早く作るためにも、できるだけ1個置きは避けたいところです。相手からすると邪魔をしたくなるので、本来置きたいところに置かなくさせるためにも、どんどん繋げていくといいでしょう。
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赤でこのようにおけば、周りからすると邪魔しなければいけない場所が多いため、次の手番で道を作るためには賢い置き方といえます。

公使は置くと決めたらたくさん置く

感覚込みの話になりますが、公使によって得られる点数は家ほど効率がよろしくありません。2国以上に置かないと意味がないので一度置くと決めたらすべて使い切るくらいの勢いで置くことが大事です。
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このように3国隣接、全ての公使駒8つを置くことができれば、最低4手で合計16得点できます。これは美味しいので他の人に先乗りされないよう、チャンスを見逃さないようにしたいところです。

カードの引き方は?

当然ながら、2枚同じ色でワイルドはできるだけ持っておくべきです。というか、同じカードを持てないタイミングというのはほぼないので常に持ち続けることができます。その2枚の色は「その色の国2枚置くこともありうる」物が望ましいです。また、残りの1枚をどうするか、についてはできるだけ山札からにするべきですが、特に情報を出しても問題ないときは貪欲にオープンの方を取っていっていいかと思います。

遊んだ感想:サクッとできるしっかりボードゲーム

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プレイ時間45分をうたっていますが、5人プレイでも必ず45分以内には終わるというかなり良心的な表記になっています(笑)。サクサク進むのですが、やり終わった後に「しっかりボードゲームができたー」という感に満たされるのが素晴らしいです。効率のいい置き方は?それとも邪魔をするべきか?公使を置く方にシフトするべきか否か?と重く感じない程度のジレンマがクセになりそうな感じ。

  • あまり時間をかけずに遊びたい
  • でも軽すぎるゲームでは物足りない
  • 重く感じない程度のジレンマや駆け引きを楽しみたい
という欲求を叶えてくれる、有料な中量級ゲームとしてゲーム会などで今後活躍してくれそうです。